鴇色の春来る(2)

Yue

2006年11月06日 22:52







我が家の庭に一足早く訪れた鴇色の春...その後。






先日まだ開ききっていなかった乙女椿の花。
今日はきれいな八重(千重)の花を見せてくれました。





乙女椿の花言葉

控え目な美点  気取らない優美
気取らぬ魅力  つつしみ深い






さて、余談ではありますが
古の人々が詠った和歌にも椿は登場します。
艶やかな花を想う(春の)歌もありますが、
こんな秋の情景を詠ったものがあります。


谷ふかきやつをの椿いく秋の時雨にもれて年のへぬらん/順徳院

峡谷深い峰々の椿は、
幾秋の時雨にも色を変えず、
美しい緑のまま年を経てきたことだろう

「やまとうた」
http://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/


艶やかな花ではなく、色を変えない葉を詠ったこの和歌が好きになりました。
我が家の庭にある椿も私が生まれて今日までずっとその色を変えずにいます。


乙女椿 撮影日:2006年11月6日(庭にて)


鴇色の春来る
http://farfalla.da-te.jp/e5342.html