2010年05月29日

5月29日の記事

つい先日のこと。

ふと空を見上げたら
飛んでゆくツバメのお腹が見えた。

まっ白いお腹

装いは勿論
燕尾服。


燕尾服の裾(尾)が見えたかと思えば
瞬く間にツバメの姿を見失ってしまった。


後には青一色が広がり
波紋ひとつ起きていない。

それが紛れもなく
『空』だ。 と、

考えたこともないことを確認してから
あらためて前を向き
止まった足を再び動かし始めた。



進みながらそういえば…と
4月にほぼ同じ場所で
ウグイスを見かけたことを思い出す。


笹藪にちょこんと留まり
かわいらしいクチバシで
『ホーホケキョ!』と
私の目の前で鳴いたのだ。


私とウグイスの距離は
2メートル弱くらいだったと思う。

クチバシの動きまでハッキリと見えた。

こんなにちいさい体をしているのに
そうとは思えない迫力で。
そしてどことなく誇らしげで。

一瞬、ジロリと睨まれた気がして
ドキッとした。

肉眼で見られたなんて
生まれて初めての経験。
とても嬉しかった。


ウグイスときたら
いつも声は聴こえても姿が見えないときばかり。

しかも今年は
近所の環境に変化があったからか
声すら聴こえてこなかったものだから。
見かけたときには同時にホッとする気持ちでもあった。



そりゃあね、

ツバメもウグイスも
テレビの映像では何度か視たことがあったけれど。


これからは

ツバメといえば、あの『白いお腹』を
ウグイスといえば、あの『クチバシ』を
思い出すことだろう。


それが紛れもなく、
『空』だ。 と

感じたこともいっしょに。






削除
5月29日の記事